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'私が韓国の母に' 金元死刑囚、耕一郎さんと涙の抱擁
2009년 03월 12일 00시 00분 입력
拉致問題
面会を終え、手を組んで記者会見に臨む（右から）田口さんの長男・飯塚耕一郎さんと金賢姫元死刑囚。左は兄の飯塚繁雄さん（１１日午後、韓国・釜山市で）＝貞末ヒトミ撮影 母を知る人との面会は涙と抱擁で始まった。１１日、韓国・釜山市。拉致被害者、田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さん（３２）と兄の飯塚繁雄さん（７０）、そして田口さんが日本語を教えた金賢姫・元死刑囚（４７）が面談し、金元死刑囚は１歳で母と生き別れた耕一郎さんに「お母さんは生きている」「私が母になる」と語り、希望を持ち続けるよう励ましたという。
午後０時半過ぎに始まった面会後の共同記者会見に、金元死刑囚は耕一郎さんにエスコートされるように会見場に現れた。耕一郎さんは「金さんから『私が韓国のお母さんになりますよ』と言ってもらった。うれしい気持ちでいっぱいです」。そう語ると、金元死刑囚に笑顔を向けてしばし見つめ合った。田口八重子さんについては、「はっきり『生きています』と証言いただいた。希望が持てた」と明るい表情で話した。
繁雄さんは「（大韓航空機爆破）事件後、証言していただいたことで、妹の消息がわかったことにお礼を言った。今回をきっかけに、幸せに向けた進展があればと思っている」と語った。
金元死刑囚は、耕一郎さんらとの面会が待ち遠しかったという。韓国語で、「数日間、うれしくて眠れなかった」と明かし、「お母さんに似てハンサム。お母さんの姿が浮かんだ」と声を弾ませた。続けて、「田口さんが私が耕一郎さんに会ったことを聞いたら、どれだけ喜ぶだろうと思った」と表情を曇らせた。
田口さんと一時期、同居していた横田めぐみさんについても、「私は死亡したとは信じない」と断言。ほかの拉致被害者についても、「北朝鮮では死んだと言われていても、実は生きている。（蓮池薫さんら）５人が帰国できた前例があり、そのような良いことが、努力を続けていれば起きるのではないか」と語った。
面会前に初めて耕一郎さんと繁雄さんの姿を見た瞬間、金元死刑囚は涙をこらえるような表情になり、自ら歩み寄って繁雄さんの手を握った。繁雄さんに促されるように握手を求めてきた耕一郎さんに対しては、金元死刑囚はこみあげる思いを抑えきれない様子で、「大きくなったね」というのがやっと。「抱いてもいいですか」と言って、耕一郎さんの肩を抱き寄せると、「写真で見ましたけど、（お母さんと）似てますね」「もっと早く会えたらいいのに」と語り、「希望を持ちなさいよ。きっとお母さんは生きていますよ」「努力していれば、こういう風に会える日がきっとあると思います」と続けた。
（2009年3月11日14時55分 読売新聞）
파인뉴스 기자 [email protected]
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